ファイル共有ネットワークの法的問題

P2Pネットワークで最も一般的に共有されているファイルは人気のある音楽のmp3ファイルと映画のDivXコーデックを使ったAVIファイルである。

このような利用の実態から、P2Pネットワーク上のファイル共有が大手のレコード会社や映画関連企業などのビジネスに対する重大な脅威となっていると考えられている。

P2P擁護者の中にもこの考えは浸透している。

そこで、P2Pネットワークは潜在的な脅威として、RIAAやMPAAなどの業界団体によって標的にされてきた。 NapsterのサービスはRIAAの訴訟によって打ち切られ、RIAAとMPAAは、法規制を求め大金をつぎ込んだロビイングを行っている。

カリフォルニア州のBerman下院議員による法案は、反P2Pファイル共有運動の動きとして2003年1月現在もっとも顕著なものと言える。

この法案は、著作権保持者に、著作物を違法に配布していると考えられているコンピュータに侵入し、P2Pネットワークの機能を停止させる正当な権利を認めるものである。

この法案は2002年に委員会で廃案となったが、Berman議員は2003年に再び法案を提出する旨を表明している。

レコード会社や映画関連企業から攻撃を受けることによって、P2Pネットワークはよりそういった攻撃を受けにくい仕組みに姿を変えていった。

P2Pネットワークを運営している仕組みが攻撃が困難になると、P2Pネットワークの利用者がレコード会社や映画関連企業の攻撃の対象になった。

不特定多数に広く公開されるタイプのP2Pネットワークは役割を終え、ファイルを受け取る側は送る側が誰かを特定できないような、閉鎖的で暗号化されたものが取って代わると考えられている。

別の秘匿性の高い接続手段として、ピュアP2P型モデル上の各ノードがその場限りのワイヤレスネットワーク(ワイヤレスアドホックネットワーク)上の近隣のデバイスと接続するといった形態が考えられている。

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